comment.

February 11, 2018

 

先月ラスベガスにて開催された 世界最大の家電見本市(CES)のパナソニックのブースには祖業と言える家電の新製品紹介は見当たらず、対照的にクルマ(EV)に関わる製品が積極的にアピールされていたという。3月に創業100周年を迎える同社。『自身の言葉でパナソニックを表現してほしい』と現地で問われた 津賀一宏社長は こう答えたらしい。「何の会社なのか……正直言って私も自問自答している」また、同氏は別のインタビューで こんなお話もされている。「(事業の成長の柱について)悩んでいる」(参考:20180113,127_日本経済新聞_朝刊)

 

えっ。言っちゃうんだ …おもしろいなぁ…まともな方(会社)だなぁ……大変 僭越ではあるが、記事を読んだとき、瞬間的に そう感じた。コメントが率直で、内容が 至極まっとうだったからだ。電気機器業界に限らず、どこもかしこも 競争環境は 複雑で 厳しい。新たに稼ぎ頭の事業を育てるのは 並大抵のことではない……にも関わらず、核心とは 程遠い言葉ばかり並べて「何 言いたいの?」「何で あれ言わないの?」「事実と違うでしょ?」って、ステークホルダーをイラつかせ、むしろ不安にさせるようなコメントは よく見聞きするけど、それとは 真逆である。

 

・・・

「普通の会社でない」ー 2012年11月、2年連続で7500億円を超える最終赤字という状況を受け、津賀社長は 自社の現状をこう喝破し、事業構造改革を断行、V字回復を果たした …ことを 冒頭の記事を読んだ後、知った。と 同時に、あのようなコメントをされる背景について 仮説が立った。言葉で取り繕ってカッコつけても 無意味・無価値どころか デメリットでしかないことを 体験的に 知っていらっしゃるんだろう …そして 信念があるから 腹を晒せるんだろう …きっと。推測だけど、そんな気がする。

 

日本を代表する企業の経営トップとは 天と地以上の差があるが、私のような市井の人間も 不透明な時代を どう生き抜いていくか、白地図に自らの将来方向を 描き続けていかなければならない。そのときに大切なのは、何か描くより先に、飾らずに 己を きちんと見つめることなんじゃないのかなって思う。

 

Please reload

最新記事

May 17, 2020

January 26, 2020

December 14, 2019

October 25, 2019

September 22, 2019

May 18, 2019

March 12, 2019

January 29, 2019

October 8, 2018

August 31, 2018

Please reload

アーカイブ
Please reload

©   2016   fukanya