

価値。
13時。緑道で 知り合いのMさんにバッタリ遭遇。私のダブルスコア(age70)だけど、バイタリティは 凄まじい。「Mさん:昨日ってか、今日か。5時まで呑んでてね。天気いいから 散歩がてら ビール飲もうかと」「私:えー。こんな時間から〜(嬉)…じゃー、ご一緒していいですかっ?」→1軒目「私:もう一杯なんか飲みます?」「 Mさん:じゃあ、もう一軒行こうか」→2軒目 … 昼酒は爽快だ。 ・・・ 「なんでクスリなんかやる人 いるんだろね。お酒があるのにの〜ん」大学の時、ベース弾きの先輩(当時.学部 6年生)と昼時に 御茶ノ水の公園で呑んでたら、そんなことを言われたことがあった。「バカに付ける薬あったら、俺ら試した方がいいですよ」なんて 返したと思う。 ・・・ 話、戻ります。 Mさんはご自身でお店をやられていることもあって、飲食店のお知り合いも多い。2軒目のお店では マネージャーの方と「あそこ美味しいよねー」なんて話をされている。…グラスを傾けながら聴いていると 私も行ったことがある、あるお店の名前が出てきた。「あそこは 味はいいけど…なんか行きたくないよ


事情。
20代後半だった頃、テレアポしていたら ある企業の人事部長が お時間をとってくださることになった。 アポイント当日。会議室に入って来られたのは 40代半ば(と 後に判明)の女性。「若造の YOUが 何しに 我が社へ?」名刺交換の時から 感じる ”圧” … が 会議室を包む… ココロ オレタラ 10プン デ オワル… そんなことが 頭をよぎりながらも 必死に 部長の考え、気持ちを お聞きしていく。と、そのうち ポツポツと お話してくださった。 その会社は 国内の業界シェアトップ級。「社内には どこか慢心があって、上も 同期も いつも口ばかり。結局、何も動かない。だから せめて、自分が やれることは 全力でやろう」と 仕事をされて来たらしい。時には 身体を壊してしまうまで。 「… 最近では 主戦場は 海外。外資も 日本にどんどん参入。競争環境が 厳しくなって、しわ寄せは 営業部隊へ。若手社員の離職が増えてきたので、外の意見も聞いてみようかな… 」とのことだった。 たまたま 何かが琴線に触れたのか、アタフタする若造に同情してくださったのか… その後、何


空気と水。
「ウチの会社は 中国よりも社会主義です。」ある東証一部上場企業に勤める 中国人の女性社員のお話は 忘れられない。新人〜定年までの年収を均すと 約1000万円。世間でいう ”優良企業”。しかしながら IR資料には 載っていない … 年功序列、上意下達、男性優位 …といった「風土」が この会社の実態。数年前にこの企業は同業他社に買収された。 ・・・ 企業の在り様や強さを決める 大きな要因の一つに「風土」がある。「風土」とは、その会社や 職場を支配する「空気」のようなもの。マニュアルや 社内規定には 載っていないけれども、みんなが 従っている「暗黙のルール」とも言える。会社が違えば 風土は違う。職場単位でも違ったりもする。 上(経営陣・上司)や、後ろ(過去の成功)ばかり見て、下(部下・顧客)、前(将来に向けた改革)を 見ないような空気(風土)だと、社員は『首筋』を痛めてしまい、やがて活力は失われる。(実際に ”上”と”後ろ”に 何度か首を振ってみてください。疲れますよネ…) この風土が変わらない限り、戦略や制度、仕組みを いくら変えても、女性活躍・働


らしさ。
涙してしまった。思わず。最近、アニメ「美味しんぼ」にハマっている。「女の華」というエピソードを 観たときのこと。以下、簡単な あらすじ。 ・・・ 先代から寿司屋を継いだ 店主の夏子さん。男社会の職人の世界で なめられまいと、 容姿もスタンスも "男らしく" 振舞って営業をしていた。そんな折、二人の歌舞伎俳優が来店する。 俳優の一人(若手実力者)は 握りを食べた後、「女の握った寿司なんてくえねぇ云々」と怒りだす。主人公の山岡さん・ヒロインの栗田さんに続き、もう一人の俳優(女型の名優)が たしなめる。「それは 恥ずべき偏見。男とか女とかそういうのを超越したところに職人芸はある…」 そして 夏子さんに向かって こう続ける。「… しかし、私も ここのお寿司は もうごめんだ。私は 歌舞伎の女形。本物の女より女の魅力を表現できる自信がある。あなたは私と正反対の男の姿をしている。でも、それは何のために? あなたからは 男の醜さしか感じない。荒々しく、粗野、攻撃的、無神経 … 店の雰囲気はトゲトゲして、肝心の寿司もとんがっている。人の心をイライラさせるお寿司で


惹かれる。
スガシカオさん。私の中の代表例の一つ。 大学生の頃から 聴き続けていて、今では 自分の生活の “生命線” となっている。深い時間に 安ワイン片手に 楽曲を聴いて、嗚咽したことも 何度かある(この姿を お医者さんが 診たら どんなカルテを書くだろうか) なんで こんなに惹かれてしまうんだろう。 スガシカオさんが 書く歌詞に(総体的に)感じるのは「エグさ」。人が フタをしてしまうような部分… 奥底に潜む ドロドロとしたもの、変態的な要素、空虚感 etc …から 逃げない。ポジティブなメッセージを綴った歌詞でも、海底に一旦 沈んで ターンして 水面に遡上する、そんなイメージを持ってしまう。 でも。 シャープな 声・メロディーと合わさると、楽曲としては「澄み切った 鶏がらスープ」になっているから フシギ。食べやすい。美味しい …アレ、でも ナンダ この味 …なに 入ってんだろ … 仕込みん時の 寸胴鍋を のぞいてみたい …けど 実際 やるのは ちょっと 怖い… 要領を得ないけど、そんな感覚に もう十何年も 魅了され続けている。 ・・・ 何か 強い言葉