

「こんにちは」
20年ぶりの海釣りか。お盆に帰郷した際 、父がお友達(全員 around70)と 沖に出るとのことだったので 緊急参戦。ガキの頃から 面倒を見ていただいている Yさんも一緒だった。 ・・・ 「しげ、もっと ニコッとせーね。ハイっ(パシャッ)」。20年前、反抗期 真っ只中だった私は Yさんと一緒に 沖に出ていた。 無表情で 魚を釣り上げる私を、Yさんは そう言って 撮ってくれたのを 今でも覚えている。 設備屋さんだった Yさんは 遊びのセンスと 人(&自分)を楽しませようとするスタンスは 超一流。倒産の経験をしたり 奥さんに逃げられたりしても(後に戻ってきたケド)笑顔と冗談は いつも絶やさない 豪傑(?)である。 ・・・ 今回 私にとっては 初めての深場(水深100-270m)での釣りだったので、餌の付け方から リールの使い方まで Yさんが 教えてくれた。「Y:あっちの竿の使い方は 大丈夫か?」「私:こんな 大海原まできて 下ネタかい!」なんて 生産性のないラリーを続けていると…気がつけば 竿頭(一番 釣れた人)に。 Yさん、夏の思い出を ありがと


行き先。
朝のラッシュアワー。うだるような暑さの中、駅とは逆のファミレスへと向かう。私と同じく 険しい顔をした人たちと すれ違うと、何とは無しに 以前 読んだ書籍が 思い浮かんだ。 「物質世界の 征服は 絶え間なく人間の注意と意志を引きつけ、そのために、本質的な、精神的な世界は、ほとんど完全に忘れ去られてしまった」 「明らかに、科学には計画性がない。デタラメに発達するものである。…全く、人間の状態を改善したいという願望によって動いているのではない」 (アレキシス・カレル(1992)「人間 この未知なるもの」渡部昇一 訳・解説.三笠書房:知的生きかた文庫.43,59) 1912年にノーベル生理学・医学賞を受賞したアレキシス・カレルの著書、「人間 この未知なるもの」。最初に出版されたのは 1930年代。それから約80年が経った今、主に ITの発達によって このような傾向は 猛烈な勢いで 加速しているように感じる。 ・・・
同著を知ったきっかけは、伊藤忠商事の会長・社長を務められた 丹羽宇一郎さんの書籍だった。同氏は 社長就任中、社員の目線に立つために 出勤に