

譜面に起こせば
自分の歴史を振り返るセッションを 前職時代、顧客企業に提供する施策に 時々 組み入れた。1.入社(or 学生時代)からの自分のトピックスを 左側の欄に書き出して、右側に 充実度をプロット&グラフ化。2.その後、ペアで インタビューを行う(あなたは その時 どのようなことを感じたの? それは どうして?etc)といった 内容。ときには 長期プロジェクトに 参画するメンバー間の相互理解を目的として、ときには 自分の働き方を見つめ直すトレーニングの一環として。 毎日 忙しくやってると その時々で 浮き沈みがあるものの、寄せては返す波のように その姿を 捉えることは難しい。だけど 長いレンジで 振り返り、さらに 他者からの質問に答える形で 言葉にすることによって、自分の奥底に潜む 思いが 浮かび上がることがある。自分は 何にテンションが上がり、何にウンザリするのか… 喜怒哀楽に ”その人”が 現れる。大方の人は ペア・インタビューの際、自分のキーとなる要素を何度も口にする。また、それが 自分で 気づいていないことだったりするから 面白い。 これをヒントに


ストレス。
「ストレス社会。」いつから言われるように なったんだろう。より便利で 快適な 社会を 目指してきた ホモ・サピエンス。総体的に見れば 確実に そうなって来ている。なのに 我々が生きる 現代「社会」を 言い表す際、このカナ四文字を アタマに付ける方が シックリくるように なってしまったのは皮肉だ …けど、このパラドックスは 作用があれば 必ず反作用があるというセオリーを 物語っている、とも言える。 ・・・ 「ストレス解消。」メディアでは ゲップが こみ上げるほど この手の情報が 繁殖している。それらは 何かしらヒントに なるかもしれないし、場合によっては ドンピシャな効果を 発揮することもあるんだろう。しかしながら、それらは 極めて 抽象的なものか、対症療法、あるいは「ある状況における ある人の話」などであって、当然ながら「こうすれば 必ず 解消する」代物ではない。 ・・・ 「自分の思うように 事が進まない状態。」簡単に言えば、ストレスを感じるのは こういうときだ。仕事 or プライペート といったステージや、その対象、要因は 別として。だから、ス


Smoke gets in my eyes
帰りしなに もう一杯… と、20代の頃から お世話になっている BAR ”D" へと 自然に足が向く。「タバコ ありますか?」切らしていたので マスターに声をかけると「よかったら これ吸いなよ。Hさんが 吸ってたヤツ まだあるから」といって、差し出してくれた。Hさん、か… ・・・ Hさんは 企業の会長という立場にも関わらず、私みたいな者にも 気軽に接してくださる、遊び心を持った 紳士だった。マスターのお誘いで 食事を ご一緒させて頂いたり、アロハシャツをいただいたり。そのうち 連絡先を交換。しばらくしてから 何度か お食事に誘って頂いた …が、その度 「仕事があるので…」と かなり素っ気なく 私は 断ってしまった。その頃、私は 仕事も 恋愛も 共倒れ …グラグラと 今にも 崩れそうな 崖の上を 目隠しで 歩いているような状態だったのだ。3回ほど お断りして以来、Hさんから 連絡が来ることはなくなった。 今年 初め、Hさんが 昨夏に 亡くなられたことを 知ったとき、あんな暖かい人に あんな冷たい態度をとってしまったこと、そんな形で 終わってしまった