

不安。
一説によると 私たちは進化論的に マイナス思考をする傾向があるらしい。厳しい条件を乗り越えて生き延びるためには まず良くないことが起きる可能性を考えて 身を守る必要があったから。(日本経済新聞 「日曜に考える」2017.1.22) はるか昔、私たちの祖先は 食うか 食われるかの日々を生きていた。今は 会社どころか 業種や職種レベルで吹っ飛ぶ時代、国にも企業にも保障(証)を期待できない時代に突入したと感じるが、そう考えてみると 今も昔も本質的には そんなに変わらない気がする。 もし 違いがあるとすれば「生きるためにどうするか」に加え、言語、社会、文化の誕生・発展によって 「どう生きるか」というお題が 現代ではプラスされている点が、一例としてあげられるだろうか。 ・・・ 「こないだ初めて 首都高 ドライブしてみたんだけど…」竹芝桟橋のベンチで コンビニで買った安ワインを呑み交わしていると、友人のRが こんな話をしてくれた。 「… 運転するのも 久しぶりでさー 結構 不安だったんだよ。特にカーブ。最初は『うまく曲がろう』と意識して めちゃめちゃ焦ったん


結婚。
“最後” の結婚式が 先日 故郷 新潟で 無事に終わった。親戚の三女 Mちゃん(age27)の結婚式だった。私の兄弟(三兄弟)と 一番近い親戚(三姉妹)において 私だけ未婚(1/6)だが、現時点で 結婚する予定も 願望もないので 今回がファイナルになる可能性は 高い。それでも おじちゃん・おばちゃんは「次は あんただね」「待ってるからねぇ」なんて ありがた迷惑なエールを 毎度 送ってくれる。「待たせすぎちゃって 次 みんな揃うのが おじちゃんの葬式になったら スンマセーン」 10年近く 同じ球を受け続けたら さすがに 返しも 手慣れてくる。 ・・・ 「形が苦手。自分勝手。」過去に一度だけ 一緒になりたいと思った女性がいて、お別れした際に 自分の”持ち物”が 明らかになった 。木に竹は接げない。綺麗事でなく、自分の性分をベースに どう生きていくかを考える契機だった。別れは 新しいスタートでもある。 ・・・ 「サークル時代の人と呑むから よければ。」新潟 → 東京に戻った翌日、大学時代 に いっとき付き合っていた Hちゃんの声がけで 渋谷へ向かった。


or/and
「国民の気持ちを暗くするだけだから そんな議論 やめたほうがいい」20年程前、日本の経済や財政の現状に対して 警鐘を鳴らした識者やメデイアに向かって このように反論した 政治家がいたらしい。 フタを開けてみれば どうなったか… 相対的に見れば 日本・日本企業の競争力は 低下したと言えるだろう。財政(社会保障費)に至っては 危機的とも言える状況にある。重要度が高い課題の解決は ずっと先送りされたままだ。 「"失われた20年" なんて言われているけど… どこか言い訳の匂いがする。負けは負け。ただ単に この20年間の 日本の状態が "実力”だった、だけなんじゃないのかな」ちなみに こちらは ある著名なギャンブラーのお話。結果が全ての勝負事の世界で生きる人は シビアだ。 ・・・ 最近では 精神を落ち着かせたり、感情をコントロールするための手法が 注目されている。このご時世、頷ける。ただ 気持ちが どれだけ整っても、待ち受けているのは 現実的な問題。気持ちの整理も大事だけど、そこから どのように対処し 自ら環境を整備していくか。 中堅のシステム開発会社に


前提。
参る季節がやってきた。一つは来月十三日に控える お墓参り。今年は 昨年 亡くなった祖父も 眠っている。もう一つはこの暑さ…より も 私の場合、冷房にマイってしまう。ファミレスやコーヒーショップで 時折、このまま食材にされるんじゃ…と思うほど 体が 冷え切ってしまう。 私の部屋ではないので、当然 勝手にリモコンを触るわけにはいかない。ガタブルとパーカーを 羽織る 私を尻目に、半袖で 平然と生ビールを楽しまれる方もいらっしゃいますし…「寒い」「暑い」「ちょうどいい」同じ状況においても受け止め方は人 それぞれ。 ・・・ 人が 衝突する際は 大抵 この基準/前提の違いに起因する。組織も同じ。例えば M & A(企業の合併・買収)。事前に 綿密に数字の計算をしても、一緒になったら「風土(仕事のやり方の前提 など)が 噛み合わない」ため 相乗効果が上がらず、失敗してしまうことが多い。 前提が擦り合っていかないと 相手との距離は ずっと埋まらない。その要因は 先の例のように身体的な問題もあれば、理解の仕方、テンプレートの問題もある。 テンプレートとは 物事を理