

再会。
駅前のロータリーで Iさんに バッタリ出くわした。1,2分 立ち話をしていたが、二人とも時間があったので 近くのコーヒーショップで お茶することにした。Iさんとは 最近では 道すがら挨拶をしたり 一言二言 かわすことはあったが、落ち着いて会話をするのは 一年ぶりくらい。二人きりで お話しするのは初めてだった。 その日、なぜか Iさんは 今までの足跡を お話ししていった。結婚・離婚・再婚・今の暮らし・今まで就いた仕事・運転免許を持たない理由・お母さんとのこと etc… 合間合間で お互いに 冗談を挟みながらも、Iさんは いろんな話をされた。 娘さんの出産を機に 病気をされていたことを 初めて知った。それは Iさんの人生に大きな転機をもたらした。「…ようやく良くなってきたのは ホント つい最近よ。かれこれ もう 20年近く 悩まされて…」そういえば、いつもお会いすると 明るく接してくださる方だが、いつだったか「なんか 疲れてるのかな?」と感じたことが あった。Iさんが患った病気は 私も知っていた。日常生活さえままならない人も多いと聞くが、 Iさん


そこじゃないかも。
人間ドックならぬ “組織ドック” の仕事を 前職で 何度か請け負ったことがあった。クライアント企業の実態を把握するための、全従業員を対象とした アンケート調査である。結果は 当然 顧客企業によって異なるが、共通点もあった。その一つが「この会社 or 事業に 将来性を感じるか?」という領域において 多くの場合、従業員から「NO」の意見が 強かった点だ。 ・・・ 「働き方改革、不満足4割」こんな記事を見かけた。「経営層と従業員のコミュニケーション不足」調査を行なったコンサルティング会社は 要因を こう挙げている。(以上、日本経済新聞 朝刊.2017.09.06より) 仮に「業績 or 付加価値=競争力/経営資源」とおいたとすると、今 盛んに叫ばれている「働き方改革」は 分母(労働時間など)を減らすことに焦点を当てている一方、分子(競争力など)を高める議論が 置き去りにされているように感じる。 私たちが 本当に求めているのは そこじゃないー「不満足」と回答した方々は、そんなことを思っているのでは … そうだとしたら、経営陣が どれだけ「生産性向上」と


天使。
時間があるときは チラシを配っている。管理人さんが いらした場合は お伺いをたてる。「シッシッ(get out here…right now)」が9割。でも、事情を説明したら 見て見ぬ振りをしてくださることもある。 ・・・ ある街で チラシを配っていたら ゲリラ豪雨に見舞われた。(そういえば、最近「夕立ち」って 情緒ある言葉を 聞かない)あるマンションの軒先で 途方に 暮れていると、私より(多分)10歳ほど 若い女性が エントランスを通り過ぎて… 戻ってきなすった。 ・・・ 「女性:…おうち、遠いんですか?」「私:…へぁ…?」炎天下の中 ひたすら歩き回ったおかげで アホな頭が さらに回らない。「女性:…カサ、よければ。」「私:…へえっ…っ!だ、大丈夫です!」「女性:いんですよ。使ってないやつ あるんで。取ってきますねー(ニコッ)」(お部屋に戻られて 再び エントランスに)「女性:ハイ(カサ。)困りますよねー、こんな雨。私も 3回 雨宿りしながら 帰ってきたんですよ」「私:ぇぁのー…すんません …ホントに ありがとうございますっ!」… 激しい雨は